2019/01/30
昆布だしの取り方(離乳食にオススメ)
離乳食初期に「昆布だし」を使うことをおすすめしていることが多いです。
その理由は、昆布にはアレルギーを引き起こす成分が含まれていないから。
赤ちゃんの舌はとても敏感です。
はじめて離乳食を食べる赤ちゃんには、食べ物の素材そのものの味を教えてあげたいものです。
ところが、離乳食初期は基本的に味付けしませんので、味付けのない食材だけだと、
だんだん食べなくなってしまうこともあります。
素材だけで離乳食が進まなくなってきたら、まずは昆布だしから始めてみるのがオススメ。
昆布だしのうまみがあるとぐんと美味しくなります。
上品な昆布だしを使って離乳食を作ってみましょう。
離乳食初期に昆布を使う理由
離乳食初期に色々な食材を試していくわけですが、赤ちゃんのアレルギー対策は重要ですよね。
昆布にはアレルギーを引き起こす成分が含まれていないので、離乳食初期から使える安全な食材。
昆布は赤ちゃんにとって安全に与えられる食材と言えます。
赤ちゃんは母乳やミルク以外のものを初めて口にします。
だしを上手に使うことで素材の味を引き立たせ、赤ちゃんの味覚を発達させていきましょう。
赤ちゃんは、大人が感じるか感じないかくらいの薄味でも十分に味を感じていると言われています。
舌には味を感じる細胞である「味蕾(みらい)」があり、赤ちゃんの味蕾は大人の1.3倍も多いからです。
昆布と母乳には、共通のうまみ成分「グルタミン酸」が含まれています。
そのため、昆布は赤ちゃんが好きな風味であると考えられています。
また、昆布は栄養の面でも優れていますので、オススメです。
昆布には、赤ちゃんの歯や骨の形成に欠かせない栄養素であるカルシウムが豊富です。
昆布には牛乳の6倍以上ものカルシウムが含まれています。
昆布に含まれる水溶性食物繊維は、老廃物の排出を助け、腸内環境を健康に保ってくれます。
昆布にはさつまいもの8倍もの食物繊維が含まれています。
昆布はむしろ赤ちゃんに食べさせたい食材とも言えるのです。
だしを上手に使って素材の味を引き立たせることで、赤ちゃんの味覚を発達させる事にもつながります。
いちばん簡単な昆布だしの作り方は「水出し」
“だし”といえば、一般的にかつおだしや昆布だしが思い浮かぶと思います。
昆布にはアレルギーを引き起こす成分が含まれていないので、離乳食で初めて使うだしは、アレルギーを予防することから考えても昆布だけでとったものにしましょう。
しかし、初めての子育てで分からなことばかりの新米ママさんならば、「昆布だしを作りたいけれど昆布なんて買ったことないし、どうすればいいの?」と迷ってしまいますよね。
実は、昆布だしを作ることはとっても簡単です。
簡単に作れる昆布だしの取り方をこちらで紹介しています。
一番簡単な昆布だしの取り方はこちら➡昆布だしの取り方(水出し)
昆布だしを使った離乳食レシピ
昆布だしを使った離乳食初期のレシピをご紹介します。
昆布だし×おかゆ
最初の離乳食は、おかゆやすりつぶした野菜類(にんじん、かぶ、キャベツ、大根、白菜、かぼちゃ、トマトなど)。
素材だけの離乳食に慣れてきたり、味に飽きてきて食べなくなってきたようなら、まずはおかゆに昆布だし小さじ1を入れて食べさせてみましょう。
昆布だしを入れることによって赤ちゃんが離乳食をパクパク食べるようになったら、うま味を感じているのかもしれませんね。
最も簡単な昆布だしの取り方として、水出しの昆布だしの作り方を紹介しましたが、注意しなければならないことがあります。
火を通していない水出しで作った昆布だしの場合は、必ず一度加熱させて使いましょう。
昆布だし×にんじん
市販の昆布だしに注意
手軽で便利な市販の昆布だしには、化学調味料・砂糖・塩などの昆布以外の食材が含まれていることもあるので注意しましょう。
赤ちゃんはまだ消化器官が未熟で、塩分などが多いと刺激が強すぎて、消化不良や腎臓に負担がかかってしまいます。
手作りの昆布だしで、安心・安全な離乳食を食べさせたいものです。
昆布だしを作ることは簡単ですが、離乳食用の昆布だしがあるようです。
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